2012年度冬学期 都市設計特論第三
復興デザインの理論と提案
水環境からのアプローチ
はじめに
東京の2060年。大地震はやってきた後かも知れないし、まだかも知れない。いずれにしても、今、構想する「東京2060」は、事前復興としても受け入れられるものでなければなりません。そもそも復興とは、何から復興して、どのような姿へと向かうものなのでしょうか。災害からの復興という直接的な意味よりも広範な内容を含むこともできるでしょう。
この講義を通じて、都市空間における水のあり方を再考するというアプローチで、「東京2060」を実践的提案として描き出してください。実践的提案とは、実現性のある提案です。どのような論理によって裏打ちされていることが実現性を高めることになるのか、考えてください。それがここで必要とされる理論化です。
講義概要
本講義は、第一部と第二部という構成で行いました。
第一部では様々な講師をお招きして、ショート・レクチャーをいただき、事前の学習と当日の討議によって知識の習得と共有を図りました。第二部では、グループによる演習で、適宜エスキースを行い、中間/最終発表には、講師の方々にもご参加いただきました。