柳沼MACML(Maximam Approximate Composite Marginal Liklihood, MNPの新しい推定方法 MNP 解析的近似(級数近似とか、3~4くらい) →乱数近似(シミュレーション法とか、3~10くらい) →解析的近似(MACML) パネルデータを扱う 多変量正規分布を選択肢数-1の単変量正規分布の積で近似 尤度関数を周辺尤度の積で近似 5000人分の仮想データを、乱数を用いて20セット作成 →良好な結果(高速かつ低バイアス) 笠原…パネルって? 柳沼…データに(離散的ではあるが)時系列が入ってくる。 羽藤…前の時点の意思決定を考慮できる。例えばPPを考えるときに、 前に車を持っていたかによって、その人の行動パターンは変わるはず。 嗜好の傾向なども分かる。データを取る難しさ、計算の難しさが解消されてきている。 もう一回、研究の火がつくのでは? 伊藤…バイアスが減ったって、どう定量的に? 柳沼…真値に対してどれだけぶれているか 浦田…積にする際に、何も制約条件はないのか? 柳沼…あるはずだけど、元の論文に当たってないからなんとも… 羽藤…行動モデルの研究の土台が揃ってきた?みんな周りだけやっている 柳沼…この方法より劇的に早くすることは出来ないと思う。並列化とかはできるけど。 モデルと推定手法の両方が揃ったのが今。 羽藤…首都圏の場合は何経路くらい? 柳沼…最大で30に満たない。20まで耐えられれば。足きりとかで減らす。 羽藤…駅の中の選択をどう考えるのか? 柳沼…分岐のところ(並行する路線が何本かある、頻度に基づいてやっている) 羽藤…駅を出てどう動くか?駅ナカとか駅ソトとか 柳沼…通勤定期などの通常の行動と、プライベートの行動を分ける必要はあります 羽藤…MXPって、避難とかに使える。誤差項の相関もあるし。 あんまり議論してないでしょ?浦田のデータはこれが一番合っているはず。 浦田…そうですね。 羽藤…今泉には関係ない? 今泉…どっちかっていうと最適化なので。 柳沼…でも、ロジに誤差項を入れると面白いのでは。今は誤差項を捨てているよね? 不思議でしょうがない。 笠原…MXLとMXPってどっちが強い? 羽藤…理論的にはMXPでしょう。