理論談話会 議事録 4/19 出原#1 6 浦田 世帯と企業はミックスする? →完全一致のときにミックスします 8 羽藤 これどういう都市? →線状の都市で中心に企業が立地,周辺に世帯が立地 10 浦田 bとcが外生変数で,aとbが結果? →最初に都市構造を想定して,a,b,cという結果を求める. 10 羽藤 真ん中の方が賃金が高い? →そうです. 14 浦田 東京とかは基本こんな感じのパターン? →そうですね,東京だともっと山はたくさんあるかもですけど. 15 浦田 右側はどこが領域? →全部です. [質疑応答] 米澤 グラフを色塗りしてたのがきれいでした.綺麗に結果が出るのがおもしろい.    29の「人口減少→一極型」は実際に起きているから面白い. 羽藤 パラメータは推定できそう? →推定すべきはkとαで,実際のデータから生産額とかをまとめるとkは出そう.αはそこから逆算  線形都市を仮定しているから少し難しいかも. <羽藤 海岸から高台までを線形都市としたときに,地価は当然異なる.高速道路とかできるとそっち側に集積していく.その時の分布もできるような気がするけど,変数をミクロなとり方でできる? →定式化がコンパクトなので・・・ <羽藤 そうだよね,式は簡単だから計算はExcelでもできそう.所要時間が変わるけど,インフラとかネットワーク的な概論がないからそういうのも入れるのもよさそう. 例えば東京にリニアが導入されると一時的に時空とか関数の乱れが生じそう.そういう時は2種類の関数を導入する? →リニアだと距離抵抗がすごく少なくなるので,αが大きくなる.から,F1(x)みたいなのを作って,別のαをつくったらできるかも. <羽藤 あとは時間の経過とともに高齢化して,元々価値があった場所が価値がなくなったみたいなのも表現できると,基準点としては意味があるかも. 小関 山本さんの論文と似てるから面白そう.ここで想定しているのって,人口増加とか減少している「都市」っていうのはある程度発展している都市? →居住して,通勤してっていう行動パターンがある都市だから,ある程度発展していない都市でも考えられる. <羽藤 人口が少ないときに式が変わってくるかってこと? <小関 生活のスタイルが違うときに,人口の増加とか減少を同じ式で表せるのかってことです. <羽藤 背後にある関数そのものが変わってきているときにどうやればいいのか?ってことだよね <浦田 通勤費用を変えればいいんじゃないかな. <羽藤 一般的には通勤費用と労働費とか生産性に安定的な関係があるってことで記述できるんだけど,関数そのものが1次産業とか2次産業とか3次産業とかでできるんだけど,ちょっとやりすぎてる感じもするよね.    一番大事なのはバイパスがどこの位置で,とか区画整理事業が採択されてとかだから,データとしては100年とかあるから,もうちょっとトライがいるかも.都市間の移動モデルとかにしないといけないのかもね.    今回は都市内のモデルだけど,藤田さんとかがやっているのは都市間のモデル.今回は外からの流入人口がないってしてるよね. 渡辺 どの式を使っているのか教えてください. →境界はどこに住むのかってことで積分の変形から出せる.賃金は既往研究を参照と与えられていたが,中心に行くためには通勤コスト分の勾配は許容できるよねって意味だと思うけど,既往研究を読んだ方がいいかも.  地代は企業はπが均衡すると0になるので,求まる.世帯の方は賃金の関数を入れるとwxというように変形できるので求まる.それらをプロットするとグラフが得られるけど  ここにR(x)とかの条件を代入すると,zが引き算で消えるので,fの項だけが残って求まります.紙で書くとすぐ出せるのでやってみてください. <渡辺 賃金の関数は与えられてる? →与えられてます. <羽藤 何が未知変数で何が与えられているのかをわかりやすく書いた方がいいね.論文には明確に書いてないかもだから説明するときに意識して. 羽藤 東京だと推定できる?東京だとこんな感じで書けないのかな. →線形なので軸をもうひとつとればできそう. <羽藤 単純な式でできることに意味があるから何をとるかだね.あと,鉄道事業者の概念がないから,それを入れるとかね.    今なんで郊外に住まなくなってる?安いし,通勤に遅延がないからだよね.交通費用の問題と住宅供給の価格はデータが結構あるから,沿線で一つとってサンプリング    して,ってやってけば東京でもできなくはなさそう.地方ではこのモデルでできそう.集積の経済って考え方が土地を供給できる単位面積に依存するかもだけど. <浦田 地方だとトータル移動コストを考えるといいかも. <羽藤 通勤の概念が変わりつつあるからね.遅延とかもすごいらしいし.この論文は交通の感覚からきっていった都市理論の中では一番いいモデルなので,とてもいい論文. 須賀 ロードサイドとかの都市にはどう適用する? →今回は企業で働いて賃金を得る,って考えたけど,ロードサイドだと逆に買い物でお金を使う.ちょっと複雑になるかも. <羽藤 配分はうちらできるから,交通量のモデリングはできそう.人口の分布は地価の分布に依るんだけど,ノードからノードの交通量がグラビティモデルで記述できるとすると,    なんとかなりそう.立地モデルは別の論文を参考にすると記述できそう. 高谷 おもしろそうだと思ったけど,この論文を読んだときに地代の関数のところでつまづいた.地代って高ければいいの? →地代モデルはオークションの形式.人の生産性によるかな. 石井 僕戸塚に住んでるじゃないですか.だから今すごい遠くて,職場に通うのが近いのがうれしいけど,戸塚は混在都市にすべき? <羽藤 移動費用に依らない働き方のパターンが生まれたら混在になるってことだよね.あとは家族がいるから,そんなに単純ではないかも.    郊外はHOME WORK HOMEの移動費が5Gで0に5年後くらいにはなるかも.そしたらハッピー? <石井 それはそれで人と会いたくなりそう. <羽藤 SFチックになるけど,そういう時代になりそう. <須賀 週2でテレワークが一番いいらしいですね. <羽藤 みなさん通勤嫌でしょ?渡辺くん <渡辺 いやです.混んでなかったら良いですけどね.本読めるし. <羽藤 都市論的にはどういう都市なのかが変化するでしょうね.だからこういう抽象度の高い議論から考えるのが面白いと思いますね. 飯塚 これ均衡の話なので公共の概念がないのがネックかな.入れるとしたらたら外生変数を与えるしかない? →そうだね.関数をちょっと変える感じ.インセンティブのつけ方が難しいけど. <羽藤 企業の立地はあんまり感度がないんじゃないかな.企業同士の集積の経済もあるし. <浦田 後半はTNRの話で,それを最大化するためにどうするか?っていうのが公共投資になるかも. <飯塚 結局多角化しても意味ない? →そういう結論ですね. <飯塚 それの一番の要因は集積の経済が働くってことだからこれからのネット社会で変わってくるかも. →そうですね. 小林 前提として集積の経済を入れているので,異業種が集まっていることが前提になっているから,現状の都市を表現したり,抽象度が高い形で表されてるから,将来的にどうか?    将来を描くにはまだ足さないといけないことがあるかも.企業がってところが変わってくると思う.